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STORY

#8 大手制作会社からpumpへ──佐藤が選んだディレクターへの挑戦

大手広告映像制作会社 TYO で5年間プロダクションマネージャーを務め、数々の大規模CMの現場を経験してきた佐藤。

「自分もディレクターとして挑戦したい」という思いからpumpに転職しました。

入社から3年目を迎えた今、ディレクターとしての案件も増えてきています。これまでのキャリアや転職の背景、pumpでの働き方、そして「心を動かす映像づくり」への想いをインタビューしました。

学生時代の体験から、広告映像の世界へ

Q)映像業界を志したきっかけを教えてください。

佐藤:大学は映像系で、必修が映画の授業でした。ドキュメンタリーにも触れ、映画のおもしろさを感じましたが、明確に「これをやりたい!」というものはありませんでした。ただ、テレビやお笑いが好きで、テレビ業界に携わりたい気持ちは強かったです。

映画のインターンでは助監督の一番下に配属されましたが、環境はとても厳しく、「映画は好きだけど、つくるのはしんどい」と思いました。

一方で派遣バイトでテレビCMの現場を手伝ったとき、映画とは違う華やかさを感じ、そこからコマーシャル業界に惹かれるようになりました。

就活期、そしてTYOとの出会い

Q)就活はどのように動かれていたのですか?

佐藤:正直、就活の仕方がわからず、何も動けていませんでした。笑い話ですが「映像じゃなくてもいいか」と思い立って参加した採用イベントも、すでに翌年入社向けでした(笑)

そんなとき偶然見つけたのがTYOグループの求人です。TYO本体、monster、driveと分かれていて、最初に受けたmonsterは不採用。ただその時にdriveを勧められ、合格しました。

Q)入社前も紆余曲折あったのですね。入社直後のエピソードを教えてください。

佐藤:大学を卒業してすぐ、4月の正式入社より前にアルバイトとして働き始めました。最初の仕事は倉庫掃除です。しばらくは「掃除担当」という肩書きで、同期が新人研修に参加している間、自分は倉庫にいました。

4月になって途中から研修に合流したのですが、京都で撮影同行中にスマホで同期の入社式が映っていて驚いたのを覚えています(笑)

自分は独自採用だったので、他の新卒とは少し違うルートだったんです。

TYOで学んだ現場のリアル

Q)その後はどのような経験をされてきたのですか?

佐藤:入社して半年でCMを1本担当することになり、右も左もわからず精神的にかなり大変でした。でも先輩に「これVコンか?」と言われて(笑)でも、それで気持ちが楽になり、「肩の力を抜いてやっていいんだ」と思えたのを覚えています。

2年目には300人のエキストラを動員した案件で弁当を発注したのですが、300人分届かないという大失敗をしました。当時は激務で大変でしたが、今となっては笑い話です。

そんな経験を積みながら、進行管理や予算管理といった制作の基本を徹底的に学びました。

ディレクターを目指し、pumpへの転職を決意

Q)なぜpumpへの転職を決められたのですか?

佐藤:TYOで3〜4年目の頃、一緒に仕事をした監督が本当にかっこよくて、自分もディレクターになりたいと思うようになりました。でも当時は、プロダクションマネージャーからどうディレクターを目指すのか道筋が見えませんでした。

そんなときにpumpのアシスタントディレクター募集を見つけました。応募課題は「自分の好きなもの」でしたが、当時はPCもなく、知人の作業場を借りて必死に課題を仕上げました。テレビの周りに好きなものを並べて一言コメントを添えるという、シンプルな作品でしたね。

少人数だからこそ任されるチャンスと広がる領域

Q)入社直後のpumpの印象はどうでしたか?

佐藤:正直、入社直後は制作進行が中心で「やることはTYOと同じ」と感じていて、演出には携われませんでした。

ただ、これまでプロダクションで培った制作進行の経験をいかしつつ、代表の三本菅さんのアシスタントとして編集や構成を学べたのは大きな経験でした。その基盤があったからこそ、案件全体の流れを理解しながら新しい挑戦にも取り組むことができたと思います。

アシスタントディレクターの仕事をしながら、徐々に企業イベントのメイキングなど少しずつ自分一人で担当する演出の依頼をいただけるようになってきました。

今では古巣のTYO以外の会社からも声をかけてもらえますし、ディレクターとして案件を任されることも増えてきています。少人数のpumpだからこそ、自分のやりたい領域に踏み込んでいけるのは大きな魅力だと思います。

顧客に喜ばれる瞬間が、映像づくりの原動力

Q)現在はどのような案件を担当されていますか?

佐藤:市川美織さん出演のポッカサッポロさまの案件や、お笑い芸人「見取り図」さん出演のサントリーさまの案件などを担当しています。

Q)どんなときにやりがいを感じますか?

佐藤:まず、広告業界というのは、どこまでも「サービス業」だと思っています。なので、顧客が喜んでくれる作品をつくるのが一番嬉しいですし、再生数やコメントでポジティブな反応が返ってくると「やっててよかった」と思います。誰か一人にでも刺さればいい、そういう気持ちで作品をつくっています。

TYO時代は大手案件で有名タレントや監督がいて、自分の意見はほとんど通りませんでした。でも今は自分が現場の責任者なので、方向性を決めやすく、意見も通りやすい。これはpumpで働く大きな面白さです。

「心を動かす」を胸に──これから挑戦したいこと

Q)大切にしているモットーは?

佐藤「心を動かす」です。世界を平和にするのは難しいですが、見た人が「明日も頑張ろう」と思える作品をつくりたいと思っています。

Q)印象に残っている案件は?

佐藤:TYO時代、全国の高校をまわって音楽をつくるプロジェクトに参加しました。コロナでイベントに出られなかった生徒たちから感謝の言葉をもらって、本当に嬉しかったです。記憶に残る作品をつくれたと感じました。

Q)これから挑戦していきたいことは?

佐藤今いただいている演出の仕事に全力で取り組みたいです。そしてとにかく「売れたい」、まだ自分が会ったことない人たちと一緒に仕事をするためにも、自分の名前をもっと知ってもらいたいと思っています。pumpの一員として、自分の存在を広く知ってもらうことが次の挑戦です。

Q)最後に、これからpumpに加わるかもしれない仲間にメッセージをお願いします。

佐藤:制作進行を経験してきたからこそ、今ディレクターとしての仕事に挑戦できています。pumpは、その経験を次のステップにいかせる会社です。「制作進行からディレクターへ」キャリアを広げたい方にとって、きっとやりがいのある環境だと思います。

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