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STORY

#14 アートと表現を模索してきた正司が、pump初の新卒として飛び込んだ理由

2025年4月に入社し、pump初の新卒として1年を迎えた正司。

学生時代は、多様な表現手段が存在するクリエイティブの世界の中で、「自分は何をつくるのか」「何をつくりたいのか」、そして「どんな価値を生み出していくのか」といった問いに向き合ってきました。

UI/UXデザインを中心にメディアアートやデザイン、プログラミングなど、複数の領域を横断しながら表現を模索してきた経験。

そして現在は、pumpで制作進行として現場に立ち、実践の中でクリエイティブに向き合っています。

「なんかいい感じ」という言葉に込められた感覚や、自分なりのものづくりへのスタンス。 それらを大切にしながら、いまは一つひとつの仕事に向き合っています。

今回は、正司のこれまでの経験と、pumpで働く中で見えてきたこと、そしてこれからについて話を聞きました。

pump初の新卒としての立ち上がり

Q)入社前と入社後で、pumpに対する印象の違いやギャップはありましたか?

正司:入社前は会社の全体像をあまり理解していなかったので、明確なイメージはありませんでした。ただ、面接でお話した小船さんが、いわゆる広告業界の人っぽくない、いい意味でマイペースな方だなという印象があって、こういう人もいるんだなと思いました。

Q)入社してからどのような仕事に関わっていますか?

正司:最初は現場でのロケ地探し、お弁当発注から始めました。

一見地味な仕事なんですが、個人的には、食事の手配ひとつで現場のパフォーマンスが変わることもあると思っているので、結果的にクリエイティブにも影響する大事な仕事だと思っています。

そこから制作進行としてスケジュール作成など、現場全体の進行管理に関わるようになりました。

直近では、久石譲さんの「Summer」のショートフィルム制作にも携わらせていただきました。

その中で、ディレクターの三本菅さんから聞いた企画の概要をもとに、「たぶんこういう画を撮りたいんだろうな」と自分なりにイメージを膨らませてロケ地を探し、イメージに近い場所を提案できたことがありました。

学生時代にさまざまな表現に触れながら考えてきた経験が、こうした場面で活きていると感じた瞬間でした。

Q)社会人1年目として、どんな思いで仕事に向き合っていますか?

正司:学生時代の友人の中には、クリエイティブ以外の道に進んだ人もいれば、それぞれの選択の中でキャリアを歩んでいる人もいます。

その中で自分はこの仕事を選んだので、これでちゃんと好きなものを食べていけるレベルにならないといけないという覚悟で取り組んでいます。

表現を模索し続けた学生時代

Q)学生時代はどんなことを学んでいましたか?

正司:京都精華大学メディア表現学部メディア情報専攻で、UI/UXデザインを中心に学んでいました。新しいことをやりたいという思いはありつつ、そもそも何が新しいのかをずっと模索していました。

メディアアートはコンピューターや映像など様々な技術を使った表現で、テクノロジーの進化に強く影響される分野です。

また、デザイン以外にも、フィジカルなものづくりも大切にしたかったので、デジタルファブリケーションなども学んでました。

既存の技術に対して新しい使い道を見つけることにも興味があって、プログラムを使ったビジュアルアートやサウンドアート、いわゆるクリエイティブコーディングにも取り組んでいました。

Q)その中で、特に興味を持っていたことは何ですか?

正司:表現の幅を広げるために新しい手段を探すことに興味がありました。

メディアアートって歴史が浅い分、「まだ誰もやっていない表現が作れるかもしれない」という可能性があって、そこに惹かれていたと思います。

新しい技術って、使い方すら定義されていないことが多いんですよね。その中で、研究者や開発者とユーザーの間に立って、それをどう使うかを翻訳するのがデザインだと考えていました。

いろんな手段を組み合わせることで、より多様な表現ができると思って取り組んでいました。

Q)学生時代の制作活動について教えてください。

正司:とにかくジャンルにとらわれず、たくさん作ることを意識していました。

周りに日本画や映画、音楽などいろんな分野の人がいたので、例えば友達のMVを作ってみたり、分野を横断するようなこともやっていました。

一方で、自分の中のテーマを見つけることも意識していたんですが、正直なところ、卒業までに明確なテーマを見つけられたとは思っていません。

制作中に「これ面白くないんじゃないか」と思うこともありましたが、それでも自分が作ったものには愛を持ちたいと思って、向き合っていました。

言語化できないものに価値を見出す

Q)「なんかいい感じ」という感覚を大切されているとききました。その感覚はどこから来ているのでしょう?

正司:言語化できない感情から来ているものだと思っています。

そもそもクリエイティブって、言葉にできないものを伝えるための手段だと思っているので、その「言語化できない部分」を表現して伝えることに価値があると感じています。

ものづくりの最初の動機って、「なんか面白そう」とか「やってみたい」という瞬発的な感情だと思うんです。それが自分にとっての「いい感じ」です。 高尚な理由も大切ですが、

今後ディレクター/プロデューサーとして仕事をしていく上でも、その感覚は消さずに大切にしていきたいと思っています。

就活の中で見つけた自分の進路

Q)就職活動ではどのようなことを考えていましたか?

正司:学生時代はあまり就活で評価されることを前提としないものづくりを意図的にしてたのですが、就活が近づくにつれて、説明できるものを作らないといけないなと思うようになりました。

UX/UIについて学ぶ中で、企画やクリエイティブの仕事に進みたいと思うようになったんですが、美大で専門的に学んできた人たちと比べると、自分は勝てないとも感じていました。

実際にブランディング会社も受けたんですが、最終面接で落ちることが続いて、「今じゃないんだな」と思うようになりました。

Q)では、制作会社という選択肢は途中から出てきたんですね。

正司:はい、最初は全く考えていませんでした。

ただ、就活がうまくいかない中で、まずは現場に入って学ぶしかないと思って、映像制作の現場で働くことを選びました。

Q)その中で、pumpを選んだ理由は何だったのでしょうか?

正司:とにかく社会人として、クリエイティブ職としてスタートラインに立たないといけないと思っていた中で出会ったのがpumpでした。

制作進行として現場の仕事を一通り理解できる環境で、クリエイティブや企画をやる上でも「現場を知っていること」が重要だと感じていました。

pumpは映像制作の経験者が多くて、編集だけとか制作進行だけにとどまらず、役割の垣根を越えて関われる環境だと思っています。

現場でご一緒する方々も経験豊富な方が多いので、その判断の仕方や感覚を頼りにしながら、自分の中に取り込んでいけるのも魅力だと感じています。

自分なりの「なんかいい感じ」を形に

Q)今後どんなクリエイターを目指していますか?

正司:「なんかいい感じ」という言語化できない感覚を、もっと豊かに表現できるようになりたいと思っています。

Q)「ご機嫌で仕事をすること」を大切にしている理由を教えてください。

正司:これは自分の中の理想像でもあり、「一緒に働きたい人」のイメージでもあります。

自分が一緒に働きたいのは、楽しそうに、かつかっこよく仕事をしている人です。

新卒は最初からできることが多くないので、まずできることは「ご機嫌でいること」だと思っています。

当たり前すぎてあまり言われないですが、すごく重要なことだと感じています。

そのために普段から、自分の理想とのズレを見つけて、それを自覚することを意識しています。

Q)最後に、pumpに興味を持っている方へメッセージをお願いします。

正司:まだ整っていない部分も多い環境だと思いますが、だからこそ、一緒に「ご機嫌で」その環境をつくりながら、仕事を極めていける仲間になってもらえたら嬉しいです。

先日、自分が頭を抱えながら編集していたときに、オフィスにいたディレクターの皆さんが声をかけてくださって、アドバイスをもらうことがありました。

役割に関係なく自然と助け合える、そういう壁のない環境が、この会社の魅力のひとつだと思っています。

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